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巻第二 「鬼封じて旅立つこと」
俊輔は鬼を封じ、呆然としていた。そして、彰炎と大吾がそれに驚いているスキに生き残った一匹の鬼が屋根づたいに逃げた。義理の俊輔の母「藤」が俊輔のことを心配に思い、家の中からでてきた。逃げていた鬼が「藤」をさらっていく。俊輔はあわてて鬼の後を追おうとしたが、大吾がそれを許さなかった。それでも助けに行こうとする俊輔をまた大吾が引き留めた。と同時に俊輔の首に手刀を入れる。俊輔は不意を打たれて全く反応できなかった大吾をにらみながら俊輔は気絶してしまった。「大吾!ぶっ殺す!」「テメー落ちてなかったのか!?」いきなり俊輔が起きあがり、大吾に殴りかかろうとした!が、大吾は俊輔の拳が大吾に届く前に俊輔の顔面にけりを入れる。俊輔はうずくまり、しばらくして彰炎の前で土下座した「終わらせてやるよそんな旅。母さんをさらった鬼を全部封じてやるよ!」「お願い彰炎様俺もつれてって!」「足手まといにならないように必ず強くなります。鬼も全部俺が封じるからっ!」「だから・・・だから・・・俺も連れてって!!!」俊輔は泣きながら必死に頼んだ。「村人達に事の次第を伝えてくる。二人とも今日は寝るんだ」「父上まさか連れていく気じゃ・・・」「どうせイヤでもついてくる気だろ。なあ俊輔」「へへへ・・・もち」そして夜が明け、彰炎達は村人が見守る中、旅立つところだった。村長が数珠を取り出し、俊輔に渡す。かつて俊輔の母が持っていたモノらしい。そして俊輔は待っていた彰炎達と共に旅立とうとした。そのとき、一匹の犬が走って俊輔に飛びついてきた俊輔が飼っていた犬だった。「彰炎様。虎丸もつれていってイイ?」すると虎丸が俊輔に何かを話す「虎丸が鬼の逃げていった方向が分かるって!きっとその先に巣があるよ」「ねェ虎丸も一緒にイイでしょ!?」「うーん、まあ・・・しょうがないな」彰炎は渋々言う。「あの山の向こうだって」「行こう。鬼退治の旅立ちだ」一方そのころ、「藤」をさらった鬼は必死で走っていた。かなり疲れている様子だそこへ武将の鎧を着た鬼が現れた「あっ・・・碧の新羅様!!」その鬼はひどくびくびくした様子だった。おそらく身分が高い鬼なのであろう「お許しくだ・・・」「黙れ」「あ・・・あぁ。なにとぞ・・・なにとぞおゆるしを!!」「クズめが」その瞬間。碧の新羅の目が光り、鬼の首が粉々に砕け散る「鬼封じのガキ・・・か」そして再び彰炎達に戻る。俊輔が立ち止まっていた。数珠が輝いている「それは・・・廿禄紋呪珠じゃないか!?」「今から言う言葉を言うんだ」と言って彰炎が変な言葉をつぶやきはじめる。俊輔はそれをまねて言ってみた。するといきなり数珠が光り、俊輔の腕から刃のようなモノがでる。「鬼を封じて自らの力に変える。鬼封じの真の力だ」彰炎が答えた。俊輔が驚いていると、今度はよろめきはじめ、倒れてしまった。「す・・・すごいけどコレすごく重いよ!」すると彰炎が今度は違う言葉をいえという。また俊輔がそれをまねていってみるとその武器は消えた。「さぁ。先を急ごう。」そして彰炎達一行はまた歩き始めた。