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| 巻第一 「鬼 人を呪うこと」 |
| 主人公「俊輔」はとある村に住む少年で、現在の義理の母親「藤」に山で拾われた少年だった。その少年は動物と会話することができる能力を持っていたある日、定吉という男が稚武彦吉備津彦命と言う鬼退治の一族の子孫を連れてくる。その村は数回にわたって鬼におそわれていたのだ。その子孫は「稚武彰炎」と「稚武大吾」と言う男達であった。彼らは村長の話を聞き、村を捨てるように言う。理由は、大鬼という死ぬときに人を呪う鬼がいたからである。そして、その晩不運にも鬼達が村を襲いにくる。「彰炎」と「大吾」は直ちに退治に向かい、そこへ大鬼が現れる。殺せば自分が鬼になる。「彰炎」は大鬼を殺せずにいた。そこへ、屋根の上から大鬼を殺そうと刀を構えていた俊輔が飛び降り、鬼に刀を突き刺した。鬼はもがき苦しみ、死んでしまう。しかし、鬼の魂が俊輔をとらえ、呪おうとしたその時俊輔の体が光り、鬼の魂が俊輔の体に封印された。俊輔は鬼を封じることができる山伏の子孫だったのだ。 |